「 赤ちゃんの頃のソーラさん その三 」



 赤ん坊の頃を知っていると言うことは、とても楽しいことだと思う。赤ん坊の頃は一度しかない。そして実に、誰にでもあることなのだ。

 今は、立派なミニダックスのレディーになった。ときに、わがままでもあるが、赤ちゃんの頃は、やはりとても、かわいかった。そして、無力だった。何も出来なかった。おふくろさんたちが、頑張ってお世話をした。バナナボート程の大きさしかなかったのだ。
 
 そこから、わたしもかかわって、このような性格になった。大きくなった姿だけ見ると、誰でも、どこか寄りつきにくということは、一般的にある。でも、みんな、赤ちゃんのころがあるのだ。そう思うと、どこかやさしい目で見てあげられるような気がする。

 赤ちゃんの頃のソーラさんに会えたことは、とても楽しいことなのだとと思う。  

            (おしまい)  
                        (2002年3月中旬) 

 (このページで流れている曲は「旅立ちの季節」です。柳瀬あきさんの曲を使わせていただいています。
早く読み終わってしまった方は、どうぞ目を閉じて、聞いて下さい。)

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