「 ウ・ワ・サ その七 」

                        


 やけに話が盛り上がってきた。
ソーラさんが話をつないでいる。

 「それにさー、自分ばかり、おいしいものを食べておきながら、これは犬の健康によくないだの、食べすぎはよくないだの、もっともらしいことを言っているわよ。まずは、自分がそうすりゃいいのよね。第一ご主人は食べすぎよ。食べすぎ。」

 「それに、これはも言ってもうしょうがないことかもしれないけれど……、ご主人は怠け者。ちゃんと、毎日散歩へ行ってくれていれば、わたしもここまで言わないわよ。わたしはね、ご主人の健康を思えばこそ言っているのよ。ちゃんとわたしたちとお散歩へ行きなさい。身体をちゃんと動かしておかないと、きっと後でつけが回って来るのよ。でも、もう言っても仕方がないわ。もうご主人は根っからのなまけものなのよ。」

 「ほんとよねー。もうどうーしようもないかしらねー?」

 「そう、そう、もうーどーしょーもない! もうーどーしょーもない! 」

 (キャハハハハー♪
        キャハハハハハハハー♪
              キャハハハハハハハハー♪)

 
 ソーラさんとアスカさんは崇高な人たちです。
わたしが、バスに乗ってお仕事へ行っている間は、テレパシー能力を使ってサテライト方式で仕事をしているのです。

 ……のはずなんだけどなー。

 それにしても、やけに楽しそうに盛り上がっているなー (^^;)
ウワサは、このように語られるものなのである。


                      ( 2002.12.23 )


(ちなみに、たのしいうわさも、ナイショの話もヤジウマのわたしは大好きです。)


(このページで使わせていただいているのは「祭り囃子」です。ずどどんどんさんの曲です。太鼓の音が楽しい曲です。このエッセイに使わせていただいて申し訳ないとも思うのですがMIDIのおかげさまで、とても楽しい雰囲気になっていると思います。ありがとうございます。)

                          (アップロウード2003.2.7)


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